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漫画作成依頼時の失敗③
「漫画の作り直し・
大幅修正が発生」column

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「漫画の作り直し・
大幅修正が発生」
大幅修正が発生

漫画作成は修正が発生しないことはごく稀で、多くの場合修正が発生します。

クリエイティブを作成しているので修正が発生することは仕方がないのですが、修正回数や修正内容の度合いによってはスケジュールが大幅に遅れてしまったり、最悪のケースでは漫画制作がストップしてしまうこともあります。

この記事では「漫画の作り直し」や「大幅修正」が発生してしまう原因とその対策方法を紹介します。

修正発生の原因①:シナリオを曖昧な状態で依頼

シナリオが曖昧

シナリオを詰め切れておらず、曖昧な状態のまま漫画家さんに依頼をしてしまうことで、シナリオ修正が発生します。

シナリオを修正することは、すなわち漫画の描き直しを意味します。少しの修正でも、漫画を描き直す必要があるため、漫画家さんにとっては簡単な修正ではありません。

また、漫画広告における「シナリオ」は広告効果を左右する重要な部分であるため、曖昧な状態で作り始めることは本来あってはなりません。

対策① シナリオをFIXさせてからラフ制作を依頼する

漫画を描き始める前にシナリオをFIXさせておくことが理想です。

しかし実際は、シナリオが漫画になるとイメージが具体的に表現されるので、新たな気づきが生まれ修正点が見えてくることはよくあります。

ここで大切なのはラフ制作前にシナリオを一度FIXさせておくことで、ラフの修正が少なくなるということです。

シナリオ修正は、ペン入れ前のラフの段階でFIXさせましょう。そうすることで漫画家さんの負担を極力抑えることができます。

修正発生の原因②:漫画のタッチが異なる

タッチが異なる

漫画を作成する際、複数のタッチで漫画を描ける漫画家さんもいます。その際、どのタッチで描いてもらいたいか希望を出します。

しかし、希望したタッチと異なるタッチの漫画になることがあります。それに気づくのがペン入れ後以降になるため、その段階からの修正は漫画の描き直しになってしまいます。

対策① イラストのタッチを希望しない

イラストのタッチを希望して漫画を描いてもらった場合、タッチが異なって見えます。

なぜならば、イラストは絵そのものに価値が置かれるため時間をかけて描き込んで作成しますが、漫画はストーリーに価値が置かれるため、イラストと同じような描き方をしないのが一般的だからです。

そのため、イラストと同じタッチで漫画を描いた場合でも、見栄えに差が生まれるのでタッチが異なるように見えてしまうのです。

よって、イラストを希望のタッチとして依頼することは避けた方が良いでしょう。

対策② なるべく最近描かれた漫画のタッチを選ぶ

漫画家さんのタッチは日々成長しています。分かりやすい例でいうと、娯楽として読まれている有名な漫画の1巻と最終巻ではタッチが異なることがよくあります。

漫画広告を描かれている漫画家さんも同様で、タッチが変わってくることがあります。

漫画家さんのポートフォリオに載っている漫画からタッチを選ぶ際に、できるだけ最近描かれた漫画を教えてもらい、その中から選ぶとタッチが異なるリスクを抑えることができます。

修正発生の原因③ シナリオに訴求内容を盛り込み過ぎ

漫画に詰め込み過ぎ

シナリオを実際に漫画にしたところ、想定していたページ数に収まらない。無理に収めようとして文字だらけの漫画になってしまうことがあります。

漫画で多くのことを伝え過ぎようとするとそのような事が起こります。結果、シナリオが変更になり、漫画の作り直しをせざるを得ない状況に発展することもあります。

対策① 訴求内容は可能な限り絞り込む

漫画広告では訴求する内容が少ない程、読みやすく伝わりやすい漫画となります。

漫画であれもこれも伝えようとすると、文字とコマが多くなり、圧迫感を感じる読みづらい漫画となります。

そのため、ラフ制作を依頼する前に訴求内容を絞ってシナリオを作成することをオススメします。訴求点が明確になり、読みやすく内容も伝わりやすい漫画になると同時に、ラフ段階で修正が発生しても軽微な修正に抑えることができます。

対策② 1ページ内で伝えられるボリュームの目安を知る

たとえば下記のように1ページで伝えられるボリューム感をシナリオ作成前に掴んでおきます。

1ページをA4用紙として考えた場合、1ページに漫画のコマが4~7コマ程度入ります。

コマの大きさにもよりますが、セリフは35文字を越えると多めに感じるのでそれ以下に抑えます。

1ページ6コマ使うとすると、文字数は合計で210文字程度となります。

すると、1ページでどのくらいの内容が伝えられるか、おおよその目安が分かります。

もちろん、漫画の表現の仕方によってコマ数も文字数も変わりますが、おおよその目安を知ることで、実際に漫画になった後のシナリオ修正は軽減されます。

対策③ シナリオはコマごとに考える

シナリオを作る際は対策②の「ボリュームの目安」を念頭に置きながら、1コマ目ではこの内容、2コマ目ではこの内容というように、コマごとにシナリオを考えていきます。

これにより漫画になった時に、ページ数が足りない、文字が多すぎるために修正が発生することを回避することができます。

修正発生の原因④:着色後の雰囲気が違う

着色後のイメージが違う

着色後の漫画がイメージが違うことで修正が発生することもあります。

この着色後のイメージの違いは「修正発生の原因②:漫画タッチが異なる」と同様にイラストのタッチで依頼していた場合と、モノクロのタッチで依頼していた場合に起こりやすくなります。

対策① イラストのタッチを希望しない

「修正発生の原因②:タッチが異なる」時の対策と同様です。

対策② モノクロで描かれたタッチを希望しない

カラーの漫画を依頼する場合は、カラーで描かれた漫画の中からタッチを選びましょう。

モノクロで描かれた漫画のタッチを希望する場合は、作成する漫画もモノクロで依頼することをオススメします。

もし、カラーの漫画を作成したいが、モノクロしかポートフォリオに掲載されていない場合は、漫画家さんにカラーの漫画を見せてもらうように依頼しましょう。

修正発生の原因⑤:活用方法と納品形式を伝えてなかった

納品形式が違う

たとえば小冊子で使う漫画であることを伝えずに漫画作成を依頼したら、納品形式がWeb用の縦横サイズでjpgデータの漫画だった。その場合、その納品形式のデータでは印刷物に使えないので大きな修正が発生することになります。

対策① 活用方法を共有する

Webで使う漫画なのか、印刷物で使う漫画なのかを事前に漫画家さんに伝えます。この時、描いてもらう漫画のサイズを確認し合いましょう。

対策② 納品形式を決めて共有する

漫画を何に使うのか?そのためには、どのような納品形式で納品をしてもらう必要があるのかを、事前に決めて漫画家さんに伝えましょう。

活用方法と納品形式を伝えてなかったことで発生する修正は、完成間近での修正になります。依頼主側も漫画家さん側もどちらにとっても、精神的にもキツい修正になるので、忘れずに事前に共有しましょう。

 

以上「漫画の作り直し」や「大幅修正」が発生する5つの原因とその対策方法を紹介しました。

修正回数が多かったり、大きな修正が発生してしまうと、スケジュールの遅延に直結します。漫画家さんの負担も増え「これ以上は修正できない」と言われてしまい、制作がストップすることもあります。

可能な限り修正を少なくするために、この記事の内容を漫画作成に役立ててください。

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