マンガマーケティング会社が
考える
「漫画広告」とはcolumn
漫画を活用した広告のことを「漫画広告」と言います。
弊社シンフィールドでは2009年より漫画広告の制作をスタートしました。当時は漫画を広告に活用することが一般的ではありませんでしたが、現在では漫画広告をよく見かけるようになりました。
この記事では「漫画広告とは何か?」をより詳しく解説します。
目次
娯楽用漫画と漫画広告の違い
はじめに「娯楽用で読まれている漫画」と「漫画広告」の違いを簡単に説明します。
1.ターゲットの違い
娯楽用漫画 | 世の中の多くの人がターゲットとなります。漫画広告ほどターゲットを絞り込んでいません。 |
漫画広告 | ターゲットは可能な限り絞り込みます。絞り込むほど刺さる漫画となります。 |
2.漫画を読む目的の違い
娯楽用漫画 | エンターテイメントであり、読んで楽しむことが目的です。 |
漫画広告 | 抱えている悩みや問題を解決するキッカケとなることが主な目的です。 |
3.ストーリーの有無
娯楽用漫画 | ストーリーは最も重要で無くてはならないものです。 |
漫画広告 | ストーリーが無くても成り立ちます。(説明マンガや漫画マニュアルなど) |
4.キャラクター設定
娯楽用漫画 | キャラクターはストーリーと同じくらい重要です。 |
漫画広告 | キャラクター設計がされてなくても問題ありません。 |
5.漫画の長さ
娯楽用漫画 | 10巻、20巻、30巻と長期間連載されることもあります。 |
漫画広告 | WebマンガであればA4サイズ2ページ、小冊子では8ページ、連載マンガでは数十話と娯楽用漫画と比べて圧倒的に短くなります。 |
6.マネタイズ
娯楽用漫画 | 漫画が多くの人に読まれ購入されることでマネタイズします。 |
漫画広告 | 漫画内で訴求される商品やサービスが購入されることでマネタイズします。 |
このように、漫画を読むターゲットから漫画の内容まで、娯楽用漫画と広告漫画は似て非なるものです。
漫画広告に使う漫画の種類
漫画広告に活用する漫画には様々な種類があります。
下記は弊社で主に制作している漫画の種類をまとめたものです。
漫画の種類
Webマンガ広告 | ホームページやオウンドメディアなどWebサイト上に掲載。商品やサービスのメリットを訴求します。 |
連載マンガ | Webサイト上に連載形式で定期的に掲載。商品やサービスの魅力を継続的にターゲットに訴求することができます。 |
マンガ インフルエンサー |
漫画家のインフルエンサーに商品・サービスをPRする漫画を描いてもらい、SNS上で投稿するマンガマーケティング施策。拡散され、より多くの人に周知されることも期待できます。 |
マンガ ランディングページ |
直帰率の改善、読了率のアップ、コンバージョン率向上を目的として、ランディングページに漫画を導入します。 |
マンガ小冊子 | オフラインで配布する小冊子を漫画化。イベントや展示会で配布することで受け取ってもらいやすくなります。 |
マンガチラシ | オフラインで配布するチラシに漫画を掲載。折り込みチラシや同梱チラシに活用することで注目されやすくなります。 |
マンガパンフレット | オフラインで配布するパンフレットに漫画を掲載。中身を読んでもらえるパンフレットになります。 |
マンガ動画 | 漫画に動きを付けてアニメーション化。WebサイトやYouTubeに掲載。実写の動画では難しい表現も漫画であれば自由自在です。 |
有名マンガタイアップ | 有名な漫画を活用したマンガマーケティング施策。圧倒的な差別化になります。 |
有名プロダクション 描き下ろしマンガ |
有名な漫画を生み出しているプロダクションにオリジナルの漫画を描いてもらうことができます。圧倒的な画力と表現で目を引き付ける漫画を作ることができます。 |
どのように漫画を広告として活用するかによって、漫画のシナリオや訴求方法も変わります。
漫画広告の強みと弱み(メリットとデメリット)
漫画広告にも強み(メリット)と弱み(デメリット)があります。
その両方を理解することは、「解決したい課題に対し漫画広告を活用すべきかどうか」の判断材料となります。
漫画広告の強み(メリット)
1.目に留まりやすい
広告に漫画が使われていることで目立ちます。広告においてまず目を留めてもらうことは必須であり、漫画によって目に留まりやすくなります。
2.興味を持たれやすい
漫画は日本の文化と言われるくらい日本人にとっては慣れ親しまれているコンテンツです。「漫画=面白い」というイメージもあるため、興味を持ってもらいやすくなります。
3.思わず読んでしまう
漫画があっただけで思わず読んでしまった経験はありませんか?漫画は読むキッカケとなる最適なコンテンツです。
4.分かりやすく伝わる
目に留まり、興味を持ち、読んでもらったとしても、内容が小難しかったり、分かりづらいと感じると読むのを止めてしまいますが、漫画は難しい内容を分かりやすく伝えることができます。
以上の強みを活かして漫画を広告に活用することで、広告効果を高めることが期待できます。
漫画広告の弱み(デメリット)
1.漫画広告活用まで時間を要する
漫画を制作する日数がかかるため、通常の広告に比べて、広告として活用するまでに時間を要します。
2.漫画制作費用がかかる
漫画を制作する費用が発生します。そのためテキストと写真ベースの広告よりも費用がかかります。
3.漫画の制作難易度が高い
漫画広告を制作すればそれだけで効果が出るというものではありません。広告として活用するのであれば、ターゲット分析や競合分析、漫画広告の活用方法などから、最適訴求内容を考え、シナリオに落とし込んで漫画広告を制作する必要があります。
さらに、漫画家さんのディレクションを行いながら広告効果を高める漫画を創り上げていくことは容易なことではありません。
以上の弱みを理解した上で、漫画を広告として活用すべきかを検討しましょう。
漫画広告の作り方
漫画広告を作るためには、直接漫画家さんに漫画制作を依頼するか、漫画制作会社やマンガマーケティング会社に依頼する方法があります。それぞれのメリットとデメリットを簡単にお伝えします。
直接漫画家さんに依頼する場合
メリット | 漫画制作会社に依頼するよりも費用が安くなる |
デメリット | シナリオの作成や漫画家さんとのディレクションなど制作工数がかかる。 |
漫画制作会社やマンガマーケティング会社に依頼する場合
メリット | ・シナリオの作成やディレクションを代わりに行なってくれるため、制作工数が大幅に削減される。 ・豊富な漫画広告作成の豊富な経験から、広告効果を高めるためのシナリオを提案してくれる。 |
デメリット | 直接漫画家さんに依頼するよりも費用が高くなる。 |
漫画家さんか漫画制作会社のどちらに依頼するかは予算や工数、広告効果などを考えて決めると良いでしょう。
漫画広告とマンガマーケティング
弊社シンフィールドは2009年より、マーケティングに活用するマンガ制作を行なってきたマンガマーケティング会社です。
マンガをマーケティングツールの1つとして捉え、マーケティング視点に立って漫画を制作することが大切であると考えています。
漫画広告を作る際には、マーケティング視点に立つことで訴求内容が明確になり、ターゲットに刺さるシナリオを作成したり、マンガのタッチの選択をすることができます。その結果、漫画広告の効果を高めることができます。
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