心理効果(2)
「アナログマーキング」
「プライミング効果」column

この記事では漫画×心理学として「アナログマーキング」「プライミング効果」を紹介します。
※その他の心理効果と漫画の組み合わせについては下記をお読みください。
目次
アナログマーキングとは

アナログマーキング効果とは、非言語コミュニケーションを活用して、メッセージを強調して伝えることです。分かりやすく言うと、声のトーンやボディランゲージを使ってメッセージを強調することです。
危険が迫っている状態で「逃げろー!」と大声で叫んで知らせることで、「逃げろ」というメッセージが強調されて行動を促すことができます。
また、筋骨隆々で自信に満ちた堂々とした態度で常に振舞うことで「強い戦士」というメッセージが周りに伝わり、集落の中でその人は「強い人である」という印象を与えることができます。
このように、アナログマーキングを活用してメッセージを強調して伝えることで相手に行動を促したり、与える印象をコントロールすることが可能になります。
漫画とアナログマーキングを組み合わせる
では、アナログマーキングを漫画にどのように活かすと効果的でしょうか?
漫画の場合は実際に声のトーンを変えることはできませんが「セリフの強調やキャラクターを強調」することで同様の効果を得ることができそうです。
たとえば強調したいセリフを大きく・太く・あるいは書体を変えて表現することで、漫画の中で目立ち、ユーザーは自然とそのセリフに目が留まり読んでしまうでしょう。「大きな文字や太文字は重要である」という心理から、他のセリフよりも読まれやすくなります。結果、メッセージがより伝わるわけです。
また、キャラクターを大きく描く、喜怒哀楽をオーバーに表現する、タッチを変えることでも、目を惹きつけることができます。そのコマに描かれたセリフも、思わず読んでしまうことでしょう。
このように、漫画とアナログマーキングの相性はとても良いと言えます。
アナログマーキングと相性がいいマンガ広告は?
アナログマーキングは「様々な漫画広告」で活かすことができます。
※マンガ広告の種類や具体的な使い方について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
漫画の中で特に伝えたいメッセージは、セリフやキャラクターを強調させることで簡単にアナログマーキングを活用することができます。
漫画広告の場合、限られたページ数の中で情報を伝える必要があります(連載マンガは除く)。そのため、あれもこれもと多くの情報を伝えることができません。伝える情報を出来る限り絞り込むことが大切です。その絞り込んだ情報の中で、最も強調したいメッセージにアナログマーキングを活用することで、伝えたい情報がユーザーにより伝わりやすくなります。
また、アナログマーキングを活用することで、漫画にメリハリを付けることもできます。ずっと同じペースで淡々と説明だけをしている漫画よりも、途中で強調されたコマがある方が飽きずに読むことができます。
漫画のシナリオにアナログマーキングを考慮したコマを意図的に入れることで、より広告効果が高い漫画となるでしょう。
プライミング効果とは

プライミング効果とは、先に目にした情報や耳にした情報から刺激を受けて、その後の判断や行動に無意識に影響を及ぼす心理効果です。
別の集落に物々交換をしに出掛けた際、マンモスの肉を焼くいいニオイがしていたとします。そして自分の集落に戻って「晩ご飯に何を食べたいか?」と聞かれたら「マンモスの肉」と言ってしまいます。現代で言う「カレーの匂いを嗅いだら自然とカレーが食べたくなる」あの現象です。
上記の例は直接プライミング効果と呼びます。「マンモスの肉のニオイ→マンモスの肉が食べたくなる」と、直接影響を与えているからです。
他に間接プライミング効果があります。
たとえば
「色彩心理で赤色はどんな効果があると思いますか?」

赤は「情熱」「興奮」「危険」「熱」などを感じさせる色です。
そこで「体育会系の情熱的な人材を採用したいから採用ページは「赤」を基調にデザインしよう」とビジネスにも活かすことができます。
では…
「果物と言えば?あなたは何を思い浮かべますか?」
「パッと思い浮かんだ果物の名前を教えてください。」
もしリンゴやスイカなどの赤い果物が思い浮かんだら、上記の赤い野菜の絵と文章から影響を受けたのかもしれません。それが間接プライミング効果になります。
他にも「脂っこい食事ばかりでは体によくない」というテレビ番組を見た翌日に、ランチで「サラダ」を注文する。これも無意識に間接プライミングが働いている可能性があります。
「下記の単語を見てください」
-
・日本一
・美しい
・高い
・山
あなたは何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく「富士山」ではないでしょうか?
このように与えられた情報と想起されるものが一致しないプライミング効果を間接プライミング効果と言います。
漫画とプライミング効果を組み合わせる
では、プライミング効果を漫画にどのように活かすと効果的でしょうか?
直接プライミングの場合
たとえば、主人公が商品やサービスを使って成功するストーリーを漫画で伝えます。そのストーリーを漫画で疑似体験したユーザーが「同じ成功を手に入れたい」と思ってもらうことができれば、直接プライミング効果があったと言えるでしょう。
間接プライミングの場合
たとえば、主人公が抱える様々な悩みとその原因を漫画で伝えます。その解決策として〇〇が大事と伝えます(そこでは商品やサービスのPRはしません)。何度も悩みと原因、それを解決する方法を伝え続けます。
そして、マンガ以外のコンテンツで、今までの悩みをもっと簡単に一気に解決できるのがこのツールであると伝えます。
その後、ユーザーに同様の悩みが生じた時に、解決策として漫画やツールを想起してもらうことができれば、間接プライミング効果によって問い合わせに繋がったと言えるでしょう。
元々プライミング効果はビジネスでも応用されているので、漫画広告でも取り入れることが可能です。
プライミング効果と相性がいいマンガ広告は?
プライミング効果は「お客様の声・成功体験マンガ」「連載マンガ」「メルマガ・SNSマンガ」で活かしやすいと言えます。
お客様の声・成功体験マンガ
お客様の声や成功体験をマンガにして伝えます。それを読んだユーザーに「自分も同じような結果を手に入れたい」と思ってもらいます。
連載マンガ
様々なケーススタディをマンガ化し、連載マンガで伝えます。問題が生じた時に解決するには「この商品・サービスが有効である」と想起してもらいます。
メルマガ・SNSマンガ
定期的に配信されるメルマガで、商品・サービスの特長をマンガで1つだけ紹介します。それを何度も繰り返し伝え続けることで、必要になった時に想起してもらいます。
このように、プライミング効果を意識して継続的に情報を与え続けることで、商品やサービスの想起に繋げます。
上記のことはテキストでも可能ですが、マンガであれば読みやすく分かりやすいという特長があるため、ユーザーにストレスなく情報を伝えられるのが魅力です。





