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心理効果(4)
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「アンカリング効果」
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アンカリング効果とザイオンス効果

この記事では漫画×心理学として「アンカリング効果」「ザイオンス効果」を紹介します。

※その他の心理効果と漫画の組み合わせについては下記をお読みください。



アンカリング効果とは

アンカリング効果とは

アンカリング効果とは、最初に示された数値などの情報がその後の判断に影響を与えることを言います。アンカリングとは「船の錨(いかり)」を下ろすという意味があります。錨を下ろす船はその場に固定されます。つまり、ユーザーに対して最初に与えた情報を記憶に固定させるというイメージです。

たとえば原始時代…
マンモスの肉と物々交換する際
「このマンモスの肉は木の実500個と交換だ」
「500個かぁ…」
「でも今回だけ特別に100個でいいぞ」
「えっ?本当に?それなら交換するわ!」
500個という数値に錨を下すことで、頭に500という数値を固定させます。その後に100個という数値を見せることで500個と比べてお得と感じるわけです。

このように、最初と後に提示する数値にギャップを付けて提示し比較してもらうことで、提案が受け入れてもらいやすくなります。

漫画とアンカリング効果を組み合わせる

では、アンカリング効果を漫画にどのように活かすと効果的でしょうか?

「漫画の冒頭部分でその後の比較対象となる情報を与えること」で同様の効果を得ることができそうです。

たとえば「この作業工程は240時間かかる」とマンガの冒頭で主人公が苦労している様子を伝えます。最終的に「このAIツールを使うことで同じ作業が8時間になる」と共に笑顔の主人公の様子を伝えることで、アンカリング効果をビフォーアフターによって強化して伝えることができます。

マンガでは、テキスト情報だけではなく、絵とストーリーで伝えることができるため、アンカリング効果を視覚的にも補足することができます。冒頭とその後でギャップを作ると良いでしょう。

このように、漫画とアンカリング効果の相性はとても良いと言えます。

アンカリング効果と相性がいいマンガ広告は?

アンカリング効果は「様々な漫画広告」で活かすことができます。
※マンガ広告の種類や具体的な使い方について知りたい方は下記の記事をご覧ください。

アンカリング効果を活用する際の注意点もあります。
たとえば「通常価格200,000円が20,000円」のようにあまりにも大きなギャップが生じると逆に怪しまれてしまったり、景品表示法違反になることもあります。

そのため、なぜその数値になっているのか背景を伝えることが大切です。

マンガであればその背景をストーリーでしっかりと伝えることも出来ます。それによりユーザーが納得した状態でアンカリング効果が発揮され効果が高まります。

ザイオンス効果

ザイオンス効果とは

ザイオンス効果とは、単純接触効果とも呼ばれているように、単純に接触回数が多いほど親しみや好意を持つという心理効果です。たとえばあなたに対して毎日笑顔で挨拶をしてくれる人がいた場合、あなたはその人に対して親しみを感じるようになっていきませんか?同じように接触する機会を増やすことでユーザーに対しても親しみを与えていくことができます。

たとえば原始時代…
「こんにちは!今日も新鮮な魚を持ってきました」
「今日もご苦労さん!どれどれ…」
魚売りをしている人は、毎日釣りたての魚を村に売りに行くことで、村の人達から親しみを持ってもらうことができるようになります。見ず知らずの魚売りと親しみを持ってもらえている魚売りでは、圧倒的に後者の方が有利に商売できるでしょう。

このようにビジネスでもお客さんに親しみを持ってもらっていた方が、商品やサービスを売りやすくなります。営業マンがお客さんと定期的に接触し、好印象を持ってもらうことができれば、将来の売り上げに繋がる可能性が高まります

漫画とザイオンス効果を組み合わせる

では、ザイオンス効果を漫画にどのように活かすと効果的でしょうか?

漫画のストーリーの中で「商品名やサービス名を自然に何度か登場させる」ことで親しみを与えることができるかもしれません。ポイントは宣伝っぽくならずに、サラッと商品名やサービス名を伝えると良いでしょう。

さらに活かしやすい方法としては「漫画自体をユーザーの目に何度も届ける」ことでしょう。

たとえば商品やサービスを紹介するための漫画を12話分制作します。毎週1話ずつメルマガで送ったり、SNS上で公開することで漫画を読んでもらえる機会が増えます。飽きさせずに読んでもらえるようなストーリーを作ることが重要ですが、毎回続編が届くのを楽しみに待ってもらうことができたなら、ザイオンス効果によって親しみや好意を持ってもらえている可能性は高くなります。

ただし、接触回数を増やすことは一歩間違えると「しつこい」と思われてしまう危険性もあります。ザイオンス効果を狙うため営業マンが何度も電話を掛けたら好印象どころか悪印象を与えてしまうかもしれません。そこで単純接触のツールとして漫画を活用することで、悪印象を与えにくくすることができます。

ザイオンス効果と相性がいいマンガ広告は?

ザイオンス効果は「連載マンガ」や「広告」で活かすことができます。

連載マンガ

連載マンガにすることで、何度もユーザーに漫画を通じて接触することができます。毎回読んでもらうことで商品やサービスに対する理解を深めてもらうと同時に親しみやすさや好印象を持ってもらうことができれば、セールスにも繋げやすくなります。

広告

広告での活用は、たとえばバナー広告で漫画のワンシーンや登場人物のキャラクターを起用し、ディスプレイ広告を配信します。リマーケティングを活用して、バナーをクリックしてくれた人に対して何度も表示されるようにします。そしてバナーをクリックしたリンク先のページに漫画を載せます。

さらに漫画を小冊子にして配布したり、商品・サービスのチラシやパンフレットに漫画のキャラクターを載せたり、展示会やイベントでキャラクターのパネルを配置したりすることで、キャラクター自体に親近感を持ってもらうことができるかもしれません。

セールスの前に、ザイオンス効果によってユーザーの好感度を高めることができれば、売上に繋がりやすくなるでしょう。漫画は日本の文化であり、多くの人が漫画について親しみを持っています。そのためのザイオンス効果のツールとしても相性が良いと言えるでしょう。

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