漫画広告で失敗しないための
4つのポイントcolumn
漫画を広告に活用すれば必ず効果が出るわけではありません。もちろん失敗することもあります。
しかし失敗してしまう理由を知っておくことで、失敗のリスクを抑えることは可能です。
この記事では漫画広告を作る上で大切な、失敗しないための4つのポイントを紹介します。
失敗しない漫画広告で抑えておくべき4つのポイント
失敗を避け漫画広告で効果を出すためには、下記の4つポイントがあります。
1.目的
漫画広告を作成する目的を明確にします。目的によってシナリオが変わります。
2.使用用途
漫画をどのような広告で使うのか明確にします。たとえばチラシで使うのと、動画広告で使うのではシナリオだけではなく、漫画の作り方が大きく異なります。
3.ターゲット
漫画広告を見るターゲットを明確にします。漫画広告に限らず、どのような広告でもターゲットが最も重要です。
4.シナリオ
目的・使用用途・ターゲットを基に漫画で何を訴求するのか明確にし、シナリオに落とし込みます。
上記、4つのポイントを意識しながら漫画広告を作成します。では、それぞれのポイントをもう少し深堀してみましょう。
ポイント①「目的」
「漫画広告を作成する目的は何ですか?」
この質問の答えを明確にします。
たとえば
・ランディングページでCVRを高めたい
・ホームページで資料ダウンロードの数を増やしたい
・漫画動画で問題を認識してもらい、解決策としての商品のメリットを分かりやすく伝えたい
・仕事内容を漫画にして求職者に配布し、採用後のミスマッチを減らしたい
・オウンドメディアの記事を漫画にして読了率を高めたい。漫画の記事でサービスの魅力を分かりやすく伝えたい。漫画の記事と通常の記事で比較をしてみたい
・展示会のブースの壁面に漫画を活用して、サービスの訴求力を高めたい。目を引き足を留めてもらいリード獲得のキッカケにしたい
以上のように、漫画広告を作成する目的を明確にすることで、目的達成のために漫画で何をどう伝えるべきかが見えてきます。
ポイント②「使用用途」
「漫画をどんな風に使いますか?」
この質問の答えを明確にします。
たとえば
・ランディングページに漫画を2ページ導入したい
・ホワイトペーパーを漫画化し、ホームページ内のダウンロードページに、漫画を2ページ分だけ掲載し「続きをダウンロードで読める」とすることでダウンロードを促したい
・漫画のコマが順番に表示され、吹き出しと同時にセリフが音声で流れる動画を作りたい
・入社1年目の若手社員の仕事内容をそのまま漫画にして小冊子にしたい。採用サイトにも掲載したい
・オウンドメディアの記事の中で読了率が低い記事を全て漫画にしたい
・展示会のブース縦3m横2mの壁面にモノクロのマンガを掲載し、ブースを目立たせ訴求力を高めたい
使い方に合わせた漫画を作ることで広告効果をより高めることができます。
漫画広告の使い方についてまとめた記事はこちら↓
企業用漫画広告の使い方
ポイント③「ターゲット」
「漫画を読むターゲットは誰ですか?」
この質問の答えを明確にします。
たとえば
・検索連動型広告でキーワード「〇〇」と検索し、ランディングページを訪れた人
・サービス名でホームページに訪れてくるユーザーで、自社のサービスに興味がある人。サービスについてより詳しい情報を知りたいと思っている人
・まだニーズが明確になっていない潜在層のユーザー
・新卒説明会に参加した学生。自社の新卒採用ページを見た学生。外部求人サイトの新卒採用ページを見た学生
・サービス導入を検討しているユーザー
・展示会のブースに訪れた、まだサービスについて知らない人達
ターゲットについてはペルソナを設定するなど、上記で挙げた例よりもさらに詳しくターゲット分析を行なうことをオススメします。
ポイント④「シナリオ」
「目的を達成するために、ターゲットに漫画で伝えることは何ですか?」
この質問の答えを明確にします。
たとえば
・商品のメリットを伝える
・ターゲットの興味を引き付ける情報を伝える
・サービスのメリットを分かりやすく伝える
・プロジェクト開始から終了までの実際の仕事内容を伝える
・既存の記事を漫画化する
・足を留めてもらうためにインパクトのある情報を伝える
漫画広告では、ページ数に限りがあります。特にチラシやパンフレットなどでは限られたスペースの中で漫画を使う必要があります。
そのため、シナリオで訴求することは絞ることがポイントです。
失敗しないシナリオ設計
次に、上記で紹介した「失敗しない漫画広告で抑えておくべき4つのポイント」を基に具体的なシナリオ設計を行ないます。
では「ホワイトペーパーを漫画にする」場合で考えてみましょう。
1.目的
ホームページのダウンロードの数を増加させたい。
2.使用用途
ホワイトペーパーを漫画化し、ホームページ内のダウンロードページに、漫画を2ページ分だけ掲載し「続きをダウンロードで読める」とすることでダウンロードを促したい。
3.ターゲット
サービス名でホームページに訪れてくるユーザーで、自社のサービスに興味がある人。サービスについてより詳しい情報を知りたいと思っている人。
4.シナリオ
ターゲットの興味を引き付ける情報を伝える。
上記の情報からどのようなシナリオにすべきかを考えていきます。
ホームページで2ページ分の漫画を掲載し、続きをダウンロードして読んでもらうことから、ホームページで掲載する2ページの漫画でどれだけ興味を引き付け、続きを読みたくさせることができるかが重要になりそうです。
ターゲットは既に自社サービスのことを知っていて興味がある人なので、漫画ではサービス説明を一からする必要はなさそうです。
その情報からシナリオ案を考えます。
たとえば
・サービスを導入してみたが、効果がない。その理由は!?とダウンロードに繋げる
・サービス導入で問題が解決された。さらに驚くべき効果があった。それは!?とダウンロードに繋げる
・実際の成功事例を漫画にする。サービスを使った結果どうなったか!?とダウンロードに繋げる
このようにターゲットが興味を引くシナリオを設計していきます。
「主人公が悩んでいて、賢者が現れて、一緒に問題を解決する」というよくあるストーリーは、上記のようなターゲットには刺さりづらくなります。なぜならばターゲットは既に悩みが顕在化していて、サービスのことも知っている人だからです。
以上のように、4つのポイントを抑えてから漫画のシナリオを設計していくことで、漫画広告の効果を高めることができます。しかし、ターゲットのことを考えずにシナリオを制作すると、ターゲットに漫画広告が刺さらないため、失敗に至る可能性が高くなります。
漫画広告はターゲットのことを考えて作ることが何よりも大切です。
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