漫画作成依頼から
納品までの流れcolumn
弊社はマンガマーケティング会社として、これまで数多くの漫画を作成してきました。
実際に弊社の漫画作成の流れを基に、依頼から納品までの流れを紹介します。
目次
1.依頼先へのアプローチ
漫画作成の依頼先には下記のような種類があります。
・個人の漫画家さん
・クラウドソーシング
・漫画制作会社
・マンガマーケティング会社
それぞれの依頼先にはメリットデメリットがあります。詳しくは「漫画作成依頼先の種類」の記事にまとめていますので読んでみてください。
依頼先へのアプローチは、メールやダイレクトメッセージ、問い合わせフォーム、電話などから行います。
その際「制作物・制作ボリューム・スケジュール」は最低限の情報として伝えます。
その後、依頼先に制作の可否と見積もりを提出してもらいます。
スケジュールと見積金額に問題がなければ正式に漫画作成の依頼を行います。
依頼をする際には事前準備がとても大切です。
事前準備については「漫画作成を依頼する前に決めておくべき7つのこと」として記事にまとめています。依頼前に読んでいただければ、依頼先へのアプローチがスムーズに行えて、トラブルを防止することにも繋がります。
2.正式依頼
直接漫画家さんに依頼する際には、漫画の作成に関することや納品後の漫画の扱いなどについて曖昧になってしまいがちですが、曖昧なままですとトラブルになる可能性が高まります。契約書を交わすなど事前に漫画制作においての取り決めをしておくと安心です。
ちなみに弊社では、登録していただいている漫画家さんとの間で契約書を締結しています。
正式依頼では、依頼先へのアプローチの際に伝えていた内容も含めて、改めて描いてもらいたい漫画の詳細をまとめて伝えます。
正式依頼で伝える内容
弊社の場合は、依頼内容が残るように必ず正式な依頼メールに下記の内容を記載して送っています。
・制作物
・制作概要
・希望のタッチ
・依頼費用
・制作スケジュール
・納品形式
・その他注意点
以上のメールをもって正式な依頼としています。
後になって「言った言わない」といったトラブルを無くすためにも、制作における取り決めはメールなど文章で残しておくことをオススメします。
3.打ち合わせ
打ち合わせは漫画制作会社やマンガマーケティング会社に依頼する際に発生します。
漫画作成を企業に依頼する場合
弊社は、クライアント様からの依頼を受けて漫画を作成しています。
そのため、クライアント様が直接漫画家さんとやり取りを行うことはありません。
弊社が間に入り、クライアント様に最適な漫画の提案を行い、制作をスムーズに行うために漫画家さんとコミュニケーションを取りながら進行管理を行います。
より良い漫画を作成するためには、クライアント様の抱えている課題や要望をしっかりとヒアリングする必要があります。そのためまずクライアント様と打ち合わせを行います。
打ち合わせで確認すること
打ち合わせには担当営業とディレクターが参加します。
その中で下記のようなことを確認します。
・漫画を作成する目的
・漫画を読むターゲット
・漫画を使った制作物の活用用途
・制作ボリューム
・スケジュール
・希望のシナリオ
・納品形式
などを中心にヒアリングさせていただきます。
ヒアリングさせていただいたことを基に漫画の方向性を決めます。
漫画作成を個人の漫画家さんに依頼する場合
もし、漫画家さんに直接依頼をする際は、上記のヒアリング項目で挙げた内容を漫画家さんに伝えるとより良い漫画に近づくと思います。が、ビジネス用漫画を漫画家さんにゼロから考えて描いてもらうのは正直難しいケースもあります。
漫画家さんが貴社の取り扱う商品やサービスを理解し、漫画の目的とターゲットに合わせたシナリオを考え、決められたページ数内で制作する。もちろん、それができる漫画家さんもいると思いますが、時間を要します。さらに苦労して考えたシナリオが貴社の求めている漫画の方向性や意図とズレていると、何度も修正が発生する可能性も高くなります。
何度も修正を行う中で、お互い疲弊してしまう…
そのようなことにならないために「希望のシナリオ」をシッカリと固めた上で漫画家さんに伝えることが個人の漫画家さんに依頼する際のポイントです。
4.シナリオ制作
打ち合わせでヒアリングさせていただいたことを基に、シナリオを作成します。
ヒアリング項目の内容がしっかりと決まっていると、漫画で何を伝えるべきかが明確になるため、シナリオ制作もスムーズになります。
上記の「3.打ち合わせ」でも伝えましたが、直接漫画家さんに漫画作成を依頼する場合は、貴社でシナリオを考えることになると思います。
その際は「漫画を作成する目的」「漫画を読むターゲット」をベースにシナリオを考えることをオススメします。
5.ラフ制作
シナリオを漫画家さんに渡し、実際に漫画を描いてもらいます。
修正が発生することを想定して、まずはラフを描いてもらうことがポイントです。
ペン入れ・着色後の修正は漫画の描き直しが必要になるため、漫画家さんの工数が増えスケジュールも遅れます。
そのためラフの段階で確認し、構図やセリフの修正を行います。
6.ペン入れ着色
ラフで漫画に問題なければ、漫画家さんにペン入れと着色を行なってもらいます。
個人の漫画家さんに直接依頼する際は、漫画制作工程のどの段階で確認をするかを事前に決めておくと良いでしょう。
漫画制作工程
シナリオ制作
↓
ラフ制作
↓
ペン入れ
↓
着色
↓
納品
弊社では基本的にペン入れの段階で確認はとりません。ラフの段階でしっかりと漫画の内容を決めているからです。
ペン入れ着色後は、セリフなどのテキスト修正のみ行います。
7.納品
事前に決めていた納品形式で漫画を納品します。
納品形式を事前に決めておかなかった場合、トラブルが発生することもあります。
たとえば、漫画を使って漫画動画を作成する際、納品形式は「jpg」ではありません。
動画は登場人物を動かしたり、吹き出しが話す順番に表示されたりするので、登場人物や背景、吹き出しなどがレイヤー分けされた状態のデータが必要になります。jpgはレイヤー分けがされていないデータなので、動画制作には不向きということです。
そのため納品形式は「レイヤー分けをしたPSD」データと事前に漫画家さんにも伝えておきます。
漫画家さんの中には細かくレイヤー分けをせずに漫画を描く人もいますし、そもそもレイヤー分けされたデータを渡さないとしている漫画家さんもいます。
納品データ形式を伝えていないことでトラブルになることは多いので、忘れずに事前に決めて伝えましょう。
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